耐摺動性複合材

グリーンツィードの高性能熱可塑性複合材料を利用した摺動部品製品群は、製油所、化学プラント、発電所で使用されるポンプなどの回転装置が長時間にわたって安全かつ効率的に機能するよう設計されています。

グリーンツィードは、OEMメーカー各社との数十年にわたるパートナーシップとお客様からのご意見をもとに開発した耐摩耗ソリューションを幅広く提供しています。その広範なポートフォリオで、単段、多段、縦型、容積式などあらゆるポンプの設計に対応します。

複合摩耗部品は軽量の消耗部品で、機械の他の部品に対し、効率性と信頼性という2つの重要な点において、金属摩耗部品よりも優れた性能をより長く提供します。金属部品は他の金属部品と接触すると、かじりや焼き付きが生じやすく、特に潤滑剤が不足しているとその傾向が強くなりますが、これは工業環境ではよくあることです。複合材料部品はもともとかじりや焼き付きがないため、摺動部品が故障するリスクを回避することができます。

従来からある低グレードの非金属およびゴム材料で作られたポンプ摺動部品は摩耗が伴う運転/使用環境では頻繁に交換の必要が生じます。また、ゴムや非金属の摺動部品は短期間で摩耗するため、ポンプの総点検をより早く、より頻繁に行う必要があります。グリーンツィードが設計した耐摩耗複合材料は、総点検の間隔を延ばし、ポンプの信頼性を高めます。

回転機器の摺動部品を金属製から耐摩耗複合樹脂製へアップグレードすることで、修理の間隔を延ばし、シャフトやインペラといった高額な部品に甚大な被害が及ぶ可能性を最小限に抑えるなど、装置全般の信頼性を高めることができます。また、既設の機器に複合材料部品を使用すると、運転隙間を狭く出来るため、機器の振動が減り、効率が改善されます。総合的に見て、金属摩耗部品から複合材料ソリューションへ切り替えることで、装置一台あたりのライフサイクルコストを削減することができます。

複合材料部品と金属部品の比較

遠心ポンプでは回転部と固定部の緩衝材として摺動材料が使用されますが、その材料には昔から金属が採用されてきました。かじりや焼き付きが生じるのを防ぐため、業界標準として運転隙間の最小値がが余裕を持って設定されています。一方、グリーンツィードの複合材料をはじめとする非金属摺動部品は運転隙間を狭くでき、以下に説明するように、2つの大きな利点があります。

まず、隙間を小さくすることでプロセス媒体の再循環を抑制することができ、これにより機器効率が向上します。次に、隙間を小さくすると回転体周りの流圧が上昇するため、シャフトが安定し、機器の振動が減少します。

グリーンツィードの高性能熱可塑性複合材料は、さまざまな材料、温度、作動圧において耐摩耗性を発揮し、異なるアプリケーション要件に対応します。American Petroleum Institute Standard (API) 610の第11版では、金属製摺動部品材料の代替としてPEEKベースの複合材料が挙げられており、これらの先端材料に大きなメリットがあることが認められています。

グリーンツィードのWR®(耐摺動性)製品群は、際立った摺動特性に加え、かじりや焼き付きが生じない優れた性能、そして卓越した耐薬品性が特長です。また、AR®(耐摩耗性)製品は耐摩耗性に優れ、スラリーを含む流体を扱うポンプの寿命を延ばし、ダウンタイムを低く抑えます。